物霊鑑定
花を枯らす花瓶
先日、地域のフリーマーケットに、近所のお友達と出掛けたときの話です。
この歳になると毎日時間が余っており、私は単にお友達の付き添いで行ったのですが、ふとある年代物の陶磁器が目に留まったのです。ちょうど花瓶を探していたこともあって、思わずそれを花瓶代わりに購入しようとしたのですが、お友達は私を止めるのでした。「なんだか悪寒が走ったの」お友達は昔から霊感があるというのですが、私はまったく信じていないので取り合わずに購入して持ち帰りました。帰り道もお友達は良い顔をしませんでしたが、私はさっそくもらって開花したばかりのトルコキキョウを挿したのでした。
しかし翌日、なんと花がすべて枯れていたのです。長く持つことで知られるトルコキキョウなのに、開花して僅か一日ですべてが枯れてしまったのでした。同じようにその花瓶に挿したデンファレやカーネーションなども、みんな一日で枯れてしまったのです。水も花を置いてある環境も今まで通り。ただ花瓶が変わっただけ。本当にこの花瓶にはなにかあるのでしょうか?
【佐賀県佐賀市 小林みよこさん】
霊能者による霊視結果
封書にて、その花瓶の写真もあわせてお送りいただいたので、霊視に入りすぐにその原因を見付けることができました。確かに、霊感を持ったお友達が感じるのも無理からぬことでしょう。実はかなり強い想念、そうですね、怨念に近いと言ってもいいくらいの念が宿っていたのです。写真には写っていませんでしたが、その陶磁器には直線状に削られたような跡があったはずです。(※これは後に、あらためて相談者様に問い合わせて確認済みです)実はこれは刀傷なのですね。
霊視で見えたのは今よりも昔、ある商人の姿でした。全体的に暗いイメージでしたので、おそらくは夜も更けた時間でしょう。家に押し入ってきた盗賊に襲われ、斬られる姿がはっきりと見えたのです。そのときに床の間に飾られていたこの陶磁器を、とっさに主人が掴み防戦しようとしたのですが、残念ながらそのまま斬り殺されてしまったのです。その念が陶磁器に強く無念として残ったのです。
ではなぜこの陶磁器に、花瓶代わりに挿した花がことごとく枯れてしまうのか。それはこの陶磁器が、花の生気を吸い取っているからなのです。つまり器そのものに宿った念も、それ自体が霊体なわけですからエネルギーを必要とします。念を放った本人であるその商人は、すでにこの世にいないわけですから、他の所からエネルギーを得なければなりません。それは挿された花からであり、注がれた水からであるのです。ご相談者が花瓶として、この陶磁器を使用していたがための結果なのです。
遠隔浄霊で霊念を浄化させることもできますし、お近くのお寺に納めて浄化、供養していただくなどの方法をお取りいただくのも良いでしょう。