物霊鑑定
勝手に刺さる針
主婦です。夫や息子の服のほつれを縫うために裁縫道具を一式持っているのですが、その裁縫道具の中に一本、使うとたびたび指を怪我する針があります。私は指先が器用なのが取り柄で、以前はお洋服のリフォーム店で働いていたこともあり、刺繍なども手縫いで出来ます。
針を指に刺してしまうことなんて滅多にないはずなのですが、家の裁縫セットで縫物をしていると、ある針を使った時だけ、たびたび指に刺してしまうのです。チクッとして少々血が出る程度なので、たいしたことはないのですが…。針自体も、なんてことはないごく普通の針です。使い始めたのはかなり昔だと思います。
もしかしたら小学生のころ使っていた裁縫セットにあったものかもしれません。その頃は特に妙だとは思わなかったのですが…。よろしければ鑑定をお願いします。
【鳥取県米子市 辻堂響子さん】
霊能者による霊視結果
霊視をしてみました結果、針はかなり古いものであることがわかりました。「小学生のころ使っていた裁縫セットにあったものかもしれません」とのことでしたが、実際はそれよりもっと前、ご相談者様のお婆様やお母様も使っていたもののようです。それが巡りめぐってご相談者様の道具として使われ続けています。もちろん特に悪い因縁はありません。
しかしながら、針は妖怪化しかけています。理由は「古いものだから」です。日本では古来より「古くなった道具は妖怪となる」と言われてきました。唐傘のお化けなどが有名です。他にも、しゃもじや釜、鋏といった妖怪が文献に記されています。多くの道具は使い続けるうちに壊れていきます。しかし、中にはなかなか壊れない物もあります。そういった物は使われ続けるうちに霊力を蓄え、霊的な存在と化していくのです。その針はまさに物から霊的な存在へと変わろうとしています。妖怪化した物の中にはそのまま持ち主に福を授けてくれる者もあります。しかし、針の妖怪は人に危害を加える恐れが高いと言われます。ですから、針は神社に持っていき、供養してもらうと良いでしょう。その時は「今までありがとうございました」という気持ちを忘れないようにして下さい。