お客様の声(7)
理不尽な上司により突然のリストラ…。どうしていいかわかりませんでした。
結婚することもなく40歳を迎えてしまった私の唯一の楽しみといえば、仕事から帰ってきてお風呂上りに飲むビール。贅沢さえしなければ今の安月給でも、定年まで働けばなんとか困らずに生きていけるのではと、そんな生活を送っていました。
もともとあまり欲がないほうで、会社でも目立たない存在でしたので出世とは縁がありませんでした。そして新聞やニュースで見る 「格差社会」の映像を観ては 「こういう人に比べたら、自分は恵まれているほうだ」と漠然と考えていました。ところが2ヵ月前突然のリストラにあってしまったのです。真面目に働いていたつもりの私は、上司に理由を聞いたのですが 「アルバイトとしてなら雇ってやるが、嫌ならやめろ」という理不尽なものでした。その上提示された時給は今どきの高校生よりも低いものでした。あまりにも突然のことに怒りよりも絶望のほうが大きく、ただただ呆然と荷物をまとめたのでした。
帰り道は頭が真っ白で、立ち寄ったコンビニで求人誌のつもりで間違えて 「女性自身」を買ってしまうほど何も考えられませんでした。しかしその雑誌で「慈念」の広告を見たおかげで、海先生に相談させていただくことが出来たのです。緊張していた私は電話が繋がった途端、いっぺんに色々喋ってしまい先生に 「何も言わなくても大丈夫ですよ」と優しく諭されてしまうほどでした。そして 「ちょっとこれは許せませんね。貴方みたいに真面目で物静かな人を利用して、その上司は自分の失敗を全て押し付けたようです。でもそれも一時しのぎに過ぎませんので、また貴方のような目に合わされる人が出てしまうでしょう」と、自分でももしかしたらと思っていたことをハッキリと言われたのです。自分だけでもひどいことなのに、確かにあの上司なら他の人にもやりかねません。私はどうしたらいいのか先生に尋ねました。
「取りあえず少しの間は、朝早く起きて近くを散歩してみてください。朝の日光は貴方の運気上昇に一役買ってくれるはずです」その言葉を聞いたとき、はじめは 「えっ!」という感じでしたが、他にすることもありませんでしたし、確かに運動不足を実感していたこともあり、私は次の日から朝の散歩を日課にしたのでした。
そして二週間後、私は以前よりも良い待遇で会社に復帰できたのです。実は散歩を始めた日から、連れていた犬がとても可愛くて話しかけたのがきっかけで、ある男性と同じコースを歩いていたのです。とても話しやすい人で数日一緒に散歩をするうちについ自分の境遇を話したのですが、相手はなんと我が社の人事部長だったのです。上司はなんと私が 「犯罪性のあることをしていた」と会社に報告していたというのです。もちろん上司は即刻解雇。それ以外に会社の金にも手を出していたらしく、裁判で訴えることになりそうだとも聞きました。私が路頭に迷うこともなく、今こうしてお礼の手紙を書けているのも全て海先生のおかげです。明日にでも改めて、お礼の電話を掛けようと思っています。ありがとうございました!
【埼玉県 真治さん 40歳】